【環境問題その3】資源の枯渇

資源の枯渇を防ぐためにできることから始めよう

枯渇性資源とは

地球上には石油・水・鉱石などさまざまな資源があります。

これらの資源はわたしたちの日々の暮らしの中で必要不可欠な存在であり、世界各国の産業を支え、国の経済的な発展にも繋げることもできますが、どの資源も限りなく無限にあるというわけではありません。資源について大きく2つの種類に区分すると、再生資源と枯渇性 (こかつせい) 資源があります。何度でも繰り返して生産や再生が可能な資源のことを再生資源と言います。具体的な事例を挙げると、太陽エネルギーによる太陽光発電や、風力・水力・地熱発電などの自然によるエネルギーがこれに該当します。

枯渇性資源とは、地球上に限りのある資源のことを指し、平たく言えば永久的には存在しないものと考えられる資源です。太陽光発電や地熱発電は自然によって作られるエネルギーであるため、発電装置などの設備が正常に稼働している状態が継続していれば、エネルギーの供給は無限と言って良いでしょう。

一方、枯渇性資源はある時期を迎えた頃にピークに達し、その後は次第に減少する可能性もあります。枯渇性資源の代表格と言えば、石油・天然ガス・石炭です。自然の力や人工的にも再生することは不可能で、採取する量が限られた資源は枯渇性資源に該当します。

大切な資源を守るために

「石炭や石油はそのうち地球上から消えてしまうのでは」という見解を示す専門家も多いです。それでは、限りある大切な資源を守るためには、どのような取り組みをすれば良いでしょうか。難しいことは考えず、まずは自分でできることから始めてみてはいかがでしょうか。

たとえば、石油の無駄な消費を抑えるための対策として、部屋の照明などの電気を使わない時はできるだけオフにする、省エネに特化した電化製品を選んで購入するなど、できることから実行すると良いでしょう。電力の消費量を極力減らし、新品を買わずに物を再利用するなど、リサイクルに積極的に取り組むのも良いでしょう。

節水型のシャワーへッドを活用すれば、ガス代や水道料金の節約対策に役立てることもできます。